年IIIK1の変種2局です。
一つ目は、郡名入り。植田局は磐城国に2局ありました。表を拵えてリーフに入れています。
菊多郡と東白川郡。名称はともに「植田」局。丸一郵便印では両局ともに郡名を入れて区別していたようです。
東白川の植田局では為替事務は取り扱っていなかったのですが、几帳面に郡名を入れています。
8銭の隣の4銭は、薄消しですが、使用期間3月に満たないであろう月IIK型の郵便局印。
未発表と思います。
その横の4銭は月IIK郵便電信局で、これはときどき見かけます。黒色に変わったのはいつごろでしょうか。
余談ながら、東白川の植田局は「坂ノ下」と改称した後に為替事務を開始。お隣の岩代でも「坂下」局がありますが、こちらの方は「ばんげ」と読むそうです。(月IIK型のリーフで御覧ください。)
変種の二つ目は、これも有名は碇ヶ関型。羽州街道にあった弘前藩の関所だそうです。
「國」字が抜けたエラー印。
為替印を切手に押印するようになったと同時に為替事務を扱った100近い郵便局の一つですから、慌てて大量に印顆を発注したら、まあこういうエラーもむべなるかなということでしょう。
【自己評】 両「植田」局の丸一郵便印完集は道遥かとしても、このリーフは自分としては花丸をあげたいですね。
もうひとつ、明治23年4月1日為替事務開始の全郵便局を揃えてみたいのですが、これも夢のその先です。
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