御存じのとおり、縦書為替印は明治27年4月1日から「爲替貯金用日附印」と名称を変えることとなります。(同年公達第31號)
明治19年3月1日から使用されていた貯金印が廃止になり、為替印を使うこととなりました。
郵便局の扱う事務の種類ごとに日付印を定めていたのが煩雑となり、簡素化される第一歩です。
先日ヤフオクで古い貯金通帳が出品されていました。その通帳の日付に上掲の明治27年4月1日が含まれていました。
餌を見せられた犬みたいに、すぐに飛びついて手に入れました。 ( ^ェ^U) ≡≡≡ 3
エンタ類は1点だけでリーフが構成できるので楽です。
この御薗局は早い時期に月型の交付があったようで、実によい具合です。
しかし面倒なことがひとつ増えました。
一緒に押印されている「郵便爲替貯金管理所」の印は、明治27年10月5日です。
とすると、管理所では、いつまでこのタイプが使用されたのか、また調べなければいけません。
―― これも、「そのうちに…」ということにします。
浅見さんの「たて書丸一印の分類」では、同管理所の縦書為替印は未見となっており、併せてこの二重丸印の明治28. 4. 19 の印影が紹介されています。
【自己評】 リーフ構成は何の工夫も書き込みも無く、お手軽のホイチョイ気味。赤二に押印された貯金印も何とか「茂原」と辛読できた程度。なぜ切手に押印されたかもまだ調べられていません。
詮索好きの山田さんとしては物足りないところですが、まあ中にはこういうズボラリーフもあってもいいかな…イケマセン!
なお、画像では通帳の下部が破れているように見えますが、凹凸の多い通帳でスキャナがうまく通帳紙面を捉えられなかっただけです。(現物は裂けなしデス)
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