2014年6月21日土曜日

縦書為替印‐大坂市内の支局その2

自衛権についての与党協議に集団安保の話が出たり、都議会で女性を侮蔑するやじが飛んだり ― と世の中の喧騒を他所に、気楽にブログを続けます。

前回、大坂市内支局の印顆更新の話の中でいろいろと官僚の悪口を書きました。
誤解のないようにお願いします。
今さら明治期の旧悪を非難する気はありません。
印顆更新について、おそらく実態はこうだったはず ― ということです。

ですから、明治304月の船場支局の例のような場合、明治29年度予算で調達した新しい印顆が3月末(=法律上の納期)を過ぎて、4月の20日に納入されてそれを交付したとしても、公文書上では何の不思議もない日付で処理されてしまっているはずなのです。
だから、「船」の消印は必ず前年度の後半には使用されているはず―という推理が成り立ちます。

今日は、島之内郵便支局と移転改称した後の高津支局です。

島之内は自信がありません。印色の順番はこれで正しいと思うのですが、もう少し資料がほしいところです。

しかも島之内の大型印は、気のせいかわずかに褐色がかっているような…。
弱気になっているのは、憤懣遣る方ない事件があったからです。
 

上図を御覧ください。
昨年12Delcampeでの購入記録です。
赤二の島ノ内大型印(日附部欠け)がおわかりでしょうか。
わずか€10.00Buy It Nowでした。
買いました。書留料も要求どおり支払い到着を待っていましたが、書留で送られてきたのは世界各国のサッカー切手数十枚。
すぐにメールを出し現物を返送しましたが、なしのつぶて!

だます意思はなかったと思います。アホな店員が宛名ラベルを貼り間違えたとしか考えようがありません。

ただ、その後さまざまな手段で連絡を取ろうとしましたが何の返事もありません。
ネットオークションで、こういう切手商に過去二、三回出くわしたことがあります。

フィードバックも100%となっていますが数字のマジックで、実際は、No shipping, No reply, No refundが数件ありました。
多色刷りの沢山のサッカー切手を期待していたかわいそうな少年も、アジアの片隅の国の小汚い古い切手を手にして泣いている次第です。

この切手商はブラックリスト入りです。ポーランドのHanmartです。
併せて、赤二の島之内は指名手配です。見かけたらこのブログにコメントをください。
 


と、さんざん罵詈雑言を並べて少しは気が晴れたところで、リーフを御覧ください。
高津の32年度と33年度の印影が未集です。(川口支局も32年度は未集でした)

その代わり34年の月II K/Hを手に入れています。右辺シザーの半欠けながら「まあこんなもんでしょう」的な、分相応の見栄えを持つ切手かと…。

高津の27年度から28年度にかけての目まぐるしい印影の変わりようには驚きます。
何があったのでしょう。


【自己評】 島之内は当分これで我慢すべきでしょう。高津は鮮消しがほしい~ッ。

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