今日からは、為替取扱所を名乗っていなかった郵便受取所の縦書印です。
昨日書きました新規営業の14箇所(明治27年2月に為替取扱を開始した受取所)ですが、これも簡単そうでなかなかの難関が潜んでいそうです。
まず、東京は市ヶ谷田町です。
年型の日付が明治31年11月の一斉改称を過ぎています。区名入り月型との間に、区名なしの月型は無かったと考えてもよさそうです。
しかし後日御覧いただくような例外もあります。油断はできません。
これは考えてわかる話ではないので、放っておくことにします。 ― 少なくともどなたか親切な先達の方が教えてくださるまでは。
小為替受領証は、後期の印影。
新しい月型では、一旦「牛込市谷田町」と「ヶ」を抜いて詰め込んでみたものの、クレームでも出たのか苦労して「ヶ」を入れています。
受領証に透しが入っているのは初めて知りました。
しかも、随分達者な草書体で―
そして、とてもおしゃれに千鳥に入れています。
同じ字でも少しづつ違って見えるのは、全て手書きしたのでしょうか。
どなたか、この透しを上手にスキャンする方法をお教えいただければ大変に嬉しいです。
【自己評】 この一箇所だけを見れば、まずまずの出来上がり。あとが悪いので70点。
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