為替取扱所が無くなり、郵便受取所で為替事務を取り扱いうようになった過程はドラマチックです。
(少なくとも私にとっては…)
明治26年8月から為替事務を扱った郵便受取所は全国で51箇所だけでした。
これは、為替取扱所の数そのままです。名称もそのままです。
新たに為替を取り扱い始めた郵便受取所が出現するのは、明治27年2月になってからです。
それでも14箇所だけです。
たまたまこの時に配布された郵便受取所印が、年型の最終交付となります。
(新規に為替を取り扱った郵便受取所に対する交付としては、です。)
ですから、年型を持つ郵便受取所は全国で65箇所だけということになります。
逓信省年報では明治26年度末の為替取扱受取所数を64箇所としています。
どこか廃止された受取所でもあったのかどうか追跡していません。
また気が向けば、そのうちやります…。エエかげんなこって、えらいスンマヘン。
その次に新規開業する受取所が現れるのは明治27年5月(熊本 迎大工町)、
そしてその次は明治28年1月です。(前橋桑町 移転改称)
最初は随分遅いペースです。
明治27年度末で全国に535箇所郵便受取所が有りました。うち、為替取扱は65箇所です。
明治28年度末は全国523箇所の郵便受取所中、為替取扱は66箇所。
明治29年度末は全国535箇所の郵便受取所中、為替取扱は146箇所。
明治30年度末は全国540箇所の郵便受取所中、為替取扱は173箇所。
明治31年度末は全国571箇所の郵便受取所中、為替取扱は236箇所。
爆発的に増加しています。
このことを知って、リーフ構成を全部変えました。
細かいタイプ違いや「村」付きを集めて満足していたのですが、この歴史の流れに沿って集めるのが理屈に合うと思いました。
為替取扱所のコレクションは一箇所ごとの変遷(取扱所⇒受取所年/月型⇒郵電受取所)を追いかけていましたので、ずれが生じます。
抽象的にいえば、歴史を縦に切るか横に切るかの違いです。
気にしません。少なくとも全部作り変えるまでは…。
見る側からすれば、迷惑千万・わかりにくいリーフ構成です。
またそのうち、何か新たな座標軸の下でリーフを再構成することになるのでしょう、きっと…。
ということを念頭に置いていただいて、リーフを御覧ください。
最近気がついたことですので、気にしていなかった年型の使用例がほとんど集まっていません。
それでも、新機軸に満足しています。完集してやろうという気力がでてきます。
【自己評】 御覧のとおりの穴だらけのリーフです。
今は自分ひとりだけが赤点(30点くらい)で満足しています。
0 件のコメント:
コメントを投稿