郵便受取所で使用された縦書為替印の歴史を辿ってやろうという着想は面白いのですが、そのリーフを埋めるだけのコレクションができていません。
とりわけ月型の初期使用は、大変にプアなものです。
手持ちの最初期使用が明治29年8月。月型といえど郵便受取所となるといかに難しいかを実感させられます。
ですから推測だけでリーフの書き込みをしてしまった部分があります。
一番怪しいのが、新潟本町。
明治28年12月に「本町」から「新潟本町」に改称ですが、これで本当に新しい印顆を作るでしょうか。
年型にも「新潟/郵便受取所/本町」と彫られていたはずです。
そして月型は何という形式名で呼べばよいのでしょう。月II C バランスでしょうか。いや、田中式命名法にいちゃもんをつけるつもりではありません。
命名法は単純で分かりやすい方が優れています。問題はその使い方です。
私のリーフの中でも不統一になっています。
上記の場合でも、月II C とだけ呼べばよいと思います。単純明快な命名法に、理屈をこねくり回してわざわざ「バランス型」としたり「市名無し」とする必要はないのかなと思っています。
それはさて置き、改めてリーフを眺めると「よく集めたものよ」の感も湧いてはきますが為替を扱う受取所が百数十もある時期ですから、集まって当たり前との思いも…。
リーフです。
【自己評】 肝心の初期使用に力を入れてもっと頑張りましょう。
0 件のコメント:
コメントを投稿