2016年2月19日金曜日

縦書為替印‐月型 その3(小笠原型)

こちらの方はお値段以下です。台が赤二というだけで年月日は読めません。
太首の5銭の方は1年前の拾いもの。10GBPでした。

余りにブランクの目立つリーフでもあり、何かデータを ―と思って探しました。
全国の為替振出口数の1/10,000です。一口当たり単価もほぼ全国と同じ。

逓信省年報では、明治30年度で5,497の振出、49,290千円となっています。
人口も全国で43,000千人ですから、同じような比率です。

リーフです。






































































【自己評】人生観は何となく楽天的になってきています。今後の10年でブランクのうちの1枚くらいは埋まるんではないでしょうか。

縦書為替印‐郵便電信取扱所  ― 温泉と中宮祠と ― リベンジ

三月ほど投稿できませんでした。
昨年末に母親が他界し、冥府への一番札が私に回ってきました。多少なりとも人生観も変わります。

ようやく、従前とは異りながらも平常の生活を取り戻し始めています。
この三月間、切手と縁が無かった訳ではありません。

やるべきことはやりました。
しかも、収集の度合いから見ても経済状態から見ても分不相応なことを。

年金生活者にはあるまじき大勝負でした。
落札した日は一日体の震えが止まりませんでした。








































三文収集家の義務として、画像データくらいはしっかりと公表しておきます。
 (かば焼きの臭いだけみたいで恐縮です)

「お前には相応しくないから、こちらに寄越せ」というお声が聞こえます。
すみません。

eBayです。昨年のクリスマスイヴ。一家族がつつましく一月暮らせるほどの大金でした。
他界した母親からの感謝の贈り物と心得ています。

身勝手な都合のよい解釈ではありますが、15年間毎夕病院/特養に見舞いに行き喫食の補助をしてきた報酬としてありがたく頂戴しています。

一月の下旬に四十九日も済み、今月にようやくリーフを拵えました。






































































以前にヤフオクで中宮祠の郵便受取所(通年開設)は入手していましたので、あと1枚でコンプリートと思いながらリーフを作ってみると、全貌が提示できるところまで道矩はまだまだ長いことが判りました。

しかも不都合なことに、温泉の方は丸一に「電信」と「便号空欄」とがあるようです。
菊の10銭はブランクフィラー、便号空欄のつもりです。

中宮祠櫛型の1円は拾いもの。電話使用でしょう。

そして、両取扱所の性格を示すものとして、長逗留してはる欧米人の発出したエンタは、リーフ展開に必須と思っていますが、温泉は入手の機会がありません。

【自己評】この消印の入手も人生観を変えてくれました。出品したイギリスの方も人生が変わってしまったようです。
(思わぬ大金を手にすると人は変わります。我が国の政治家の例を出すまでもなく…)

続いて、同じ日に同じ出品者が出した別のロット、小笠原を御覧ください。