まずは、完集が最も難しい中のひとつと目されている兩國局です。
この局の郵便電信取扱所時代、それに続く無集配郵便局の時代の時刻入り印は滅多にお目にかかれません。
時刻空欄の後期の印影はどこかにはあると信じていますが、それも未集です。
次に西久保局です。
丸二使用途中の明治37年3月31日に移転して芝郵便局に改称しました。
この局の消印もよく見かけますので郵便の取扱量が多くなかったとは思えませんが、どうも8分環の印軸が交付されたとは思えない節があります。
為替・貯金事務用の時刻空欄はどこかにはあるのでしょう。
芝局になってからも、旧西久保時代の初期型印を流用しています。
8分環が現れるのは、移転からずいぶん後のようです。
ともあれ、リーフを御覧ください。
【自己評】このあたりから収集が難しくなってきます。メジャー・オークションにもあまり登場しません。少ないことが十分に知られている局(=丸二では和田岬檢疫所内など)でもなければ値が飛ばないからでしょうか。
海外のネットオークションで気長に拾いものを探す以外に手はなさそうです。
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