今日は川口局消しの官製はがきを御覧いただきます。
さして取り柄の無い、どちらかと言えば小汚い部類に入りそうな二枚ですが、大坂市内の丸二が複数押されています。
以前に「今昔マップ」というサイトを御紹介しましたが、先日もうひとつ面白いサイトを見つけました。
「ポストマップ」という名前です。
名前のとおりですが、昔の郵便局の場所がグーグルマップにロケーティングされていて、
川口局の場所と現在の地名(大阪市西区江之子島1-9-15)とが判ります。
そこで、今日のエンタに登場する四局を今昔マップに落としてみました。
こんな具合です。
局同士はさして離れていません。何度も御紹介している本池さんの本によると、
当時の結束で、川口局⇔大阪局間が12分、船塲局⇔大阪局間が16分、高津局⇔大阪局間が26分です。
ただし、支局間の交換便は無かったそうです。
リーフ左側の葉書では川口局が「前 10」、大阪局が「后 0」です。この葉書は大阪局で消印を押してもらうまで随分長い間待たされたことになります。
もう一方のリーフ右側の葉書は、わずか3、4時間の間に大阪市内の中心部を駆け巡りました。
船塲の消印が押されているのは、どうも紛来としか思えません。下手な字の葉書をより見苦しくしている葉書右上の汚れは転送付箋の跡と考えれば納得できます。
そこで、この葉書に押された三つの局の間に隠された大阪局の交換便時刻を推定してみました。
既知のデータではこの時期には、
「后 2」、「后 3」、「后 4. 30」、「后 5. 30」があるとのことですので、真ん中の二つが当てはまります。
ただ、そこは初心者の悲しさ ― リーフに貼るべき現物が満足に有りません。
緑2銭は一年以上前のデータ、しかも年賀状対応で特別結束を組んでいる可能性の高い時期です。説得力に欠けますので、何とかしてましなものと取り換えたいところです。
【自己評】字の下手くそさで見た目の悪くなった青枠葉書でも、こうしてリーフに整理してみると愛着の一つも湧いてきます。
前回に御覧いただいた6局にもっとこだわってリーフ展開したいのですが、とりあえず先を急ぎます。
次回は丸二の使用期間中に設置された局です。
0 件のコメント:
コメントを投稿