ジャパンさんのPA92ノービッドお余り品です。
読むのにとても苦労します。読めません。しかも、珍しい名字。時間がかかります。
このこととは逆に、収容所の所在はすぐに判りました。
しかも、事務所の位置まで。
公式記録での収容所の所在地は、事務所の位置を以って代表させています。
幸いにもアジ歴で、大分他の収容所から人員増員願いが陸軍省に提出されています。
大分は、涙ぐましくも分散収容所と事務所との位置関係・道矩を図解してまで増員の嘆願です。(JACAR-Ref.C03024470100)
将校用宿舎に充てられたのが赤十字大分支部の建物。
全室洋室で、将校用として相応しく思えたのでしょう。
下士卒用宿舎は、大分市立第一尋常高等小學校。4棟の校舎のうち1棟を使ったそうです。
(収容所に充当された時の名称です。以前は郡立。)
二つの建物のことは、大分県立図書館のサイトや別府大学の安松教授の論文等にも詳しく書かれているので、助かりました。
リーフは、絵葉書の裏の大分支部の写真も大きくコピーしたかったのですが、二つの収容所と事務所との位置も図示したかったので、しかたありません。
【自己評】
将来、各収容所ごとに複数の絵葉書を並べられるようになれば、サブタイトルリーフ風に収容所の地図や関連データのみのリーフを作り……まだ先のことです。
筆記体が読めません。葉書宛先の工場は、"Ultramarinfabrik"と書かれているようにも思えますが「群青の工場」―何のことやら。
もうひとつ、葉書の通信文も。〇〇グリュッセのようですが、これまたさっぱり。
まあ、気長に何年も付き合えば解るようになるのでしょう。
さらに気になるのが、私のドイツ語表記です。例えばタイトルも、Oitalagerと書いてもよいのかダメなのか。まったく知りません。
なお、葉書右下の「A396」は郵便物管理のための俘虜ごとの番号なのかどうか判別できませんでしたので、今回はパスしておきました。
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