京都郵便電信局の五條支局です。
一つは、月型の後に年型が再登場。しかも、使い古しの印顆の再使用ではなく新調です。
もう一つは、支局名の表示が俗字体「条」となったもの。
1リーフに落とし込んでみました。
もう一つ気になることがありました。
毎日お世話になっている成田さんの「明治の全郵便局所沿革」の抜粋です。
「移轉?」と書かれています。
地図を漁ってみましたが動いていません。
(明治26西京區組明細圖)
(明治28京都市圖)
(明治33京都新圖)
※ 上図3枚は日文研地図データベースさんから。
今昔マップ上の地理院所蔵データ(明治43)も下図のとおりです。
次に原文のコピーです。
(明治35郵便区画市町村一覧)
(明治42通信区画便覧)
明治34年の「市勢一斑」(京都市役所刊)には正しい町名が掲載されています。
結局明治35年の市町村一覧の誤記(×上ル⇒○下ル)でした。
【自己評】
案外、「五條橋」表記の丸一が難関かも…。
リーフのレイアウトは、できる限りあっさりと ―と思いながらですがつらつら眺めてみると、まだゴテゴテ感があります。
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